手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう) 大阪の美容外科
2023.06.29
みなさまこんにちは✿
最近テレビCMでも目にするようになった手汗の治療についてお話します(‘ω’)
■手汗のお悩み
手の平に水分は必要不可欠です。
ですが、必要以上に多いと数々のシーンで困ることも。
・テスト用紙や大切な書類がふやけてしまう
・手に紙がまとわりつく
・手を繋ぎたいのに手汗が気になり断ってしまう
など悩みは多数。
物書きをする際手を浮かせながら書くなど工夫されている方も多数いらっしゃいます。
手の平が汗で湿る症状から、汗が滴り落ちる症状までを手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)と呼んでいます。
■原因
手に分布している交感神経が活発化することが大きく関わっているとされています。
一般的に人は暑いと感じた時や緊張した時にこの交感神経が活発化して汗が分泌されますが、手掌多汗症の方は活発化する調整がうまくいっていないのです。
なぜ調整が効かないのかについては原因は分かっておらず研究が進められています。
■解決方法
➀パースピレックス
パースピレックス(Perspirex)は、汗や匂いの改善を目的とした医療用の制汗剤です。
市販の制汗剤とは異なり、汗の分泌を物理的に抑えられる点が特徴で、多汗症の改善が可能です。
汗が分泌される汗腺にフタをすることで、発汗を物理的に抑えることが可能です。
3~5日間と長期間の効果が期待できる上に、市販品では難しかった手の平や足の裏の汗にも使用できます。
パースピレックスの主な成分と作用
パースピレックスに含まれる「塩化アルミニウム」には、水分に反応し、汗腺にフタをする働きがあります。
効果は3日~5日持続
市販の制汗剤は汗ですぐにとれてしまう他、手洗い後の度に塗り直す必要があります。
パースピレックスの制汗効果は、角栓がターンオーバーで排出されるまでの間(3~5日間)持続するので、手を洗ったり、お風呂に入っても効果が長続き。塗り直しの手間が必要ありません。
使用方法
夜間は汗腺の活動が低下し、パースピレックスによる角栓が作り易くなります。
そのため、就寝前の塗布が効果的です。
パースピレックスを塗布した部位を完全に乾かしてから就寝してください。
翌朝、塗布部位を汗取りシートや濡れたタオルなどで拭いてください。塗り直しの必要はありません。
②ボトックス注射
ボトックスとは、ボツリヌス毒素(ボツリヌストキシン)から毒性を抜いて抽出した成分です。
手の平にボトックスを打つと、汗を分泌するエクリン汗腺にボトックスが作用し、汗を分泌させる神経伝達を抑制することで汗が減ります。
手の平は他の部位と比べると痛みに敏感のため、冷却したり、神経ブロック麻酔を併用したり、細い注射針を使用するなどして痛みを軽減させます。注射なので傷跡の心配はありません。
ボトックス注射は、塗り薬を塗るのは手間だという方にも人気のある治療となっています。ただし、効果は永久的なものでは無く4ヶ月から半年程度で無くなるので定期的に注射を打つ必要があります。
軽症~中等程度の方であれば、発汗が激しくなる季節だけに注射を打つのもおすすめです。
定期的にボトックスを注入すること自体は体への危険性はなく、問題はありません。
パースピレックスよりも効果は絶大ですが、ボトックスは打った箇所の筋肉にも作用するので握力が一時的に低下する場合があります。箸を持つ、ペンを握るなどの生活レベルに支障はありませんが、手の動きを重要視する方、例えばテニスプレイヤーやピアニストの方などには支障がでる恐れがあるので治療は要検討頂いた方が良いでしょう。
■料金
☆パースピレックス
1個5,500円
※ロールオンタイプのみ取り扱いあり
☆手の平ボトックス
範囲:手の平~指
・スタンダード(100単位):77,000円
・ストロング(200単位):110,000円
神経ブロック麻酔:11,000円(税抜) ※オプションです
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